高野文子と開けるタイムカプセル!昭和のくらし博物館に届いた荷物をめぐる一冊

「いずみさん、とっておいてはどうですか」(帯付き)

高野文子と昭和のくらし博物館による書籍「いずみさん、とっておいてはどうですか」が、平凡社から9月24日に発売される。

「いずみさん、とっておいてはどうですか」は、東京・昭和のくらし博物館の展示「山口さんちの子ども部屋」ができるまでの経緯をまとめたもの。豊島区の家で大切に保管されていた「山口家」の思い出の品が博物館に届くところから本は始まる。届いた品を1つずつたしかめる様子や、寄贈者のもとを訪れ当時の暮らしについて話を聞くインタビュー記事が掲載され、そこで聞いた話を参考に寄贈品を資料として展示するまでの流れが、高野によるイラストとともに収められた。また同書から生まれたグッズ「絵葉書」と「紙キセカエ」を、昭和のくらし博物館では9月24日からミュージアムショップで販売。これらのアイテムの制作も高野が担当した。

なお「いずみさん、とっておいてはどうですか」の発売日となる9月24日には、東京・大田区民プラザ大ホールでアニメ映画「この世界の片隅に」の片渕須直監督と昭和のくらし博物館の小泉和子館長によるトークショーが開催される。これに合わせて昭和のくらし博物館では、過去に開催された「この世界の片隅に」の企画展「すずさんのおうち展」の一部を9月24日、25日限定で再展示。展示の中には、高野が制作に協力した「食事風景」も含まれている。